営業に向いてない?そう見える女性部下を、辞めさせる前に知ってほしい3つのこと

女性キャリアみかの視点

「頑張ってるのに、成果が出ない」
「向いてないのかなって、本人も悩んでいる」

そんな女性部下を見て、どう関わってあげるべきか迷ったことはありませんか?

この記事は、営業職に悩む“女性部下・後輩・知人”を身近に持つ男性向けに、
「向いてないように見える女性が、実は成長する可能性があること」
そして、「男性の関わり方ひとつで劇的に変わること」を伝える内容です。

営業に「向いてない」と見える女性が、実はハマる3つのタイミング

数字に弱いけれど、“人の話を聞ける”

数字を追いかけるのが苦手で、報告書も遅れがち。
でもその子、相手の話を“じっくり聴く”ことだけは抜群にうまくないですか?
実は、こういうタイプは「数字で勝つ」より「関係で信頼を得て継続を勝ち取る」タイプ。
成果が見えるのは遅いけれど、深耕型営業でじわじわ伸びる可能性を秘めています。

初対面で空気をつかむのは苦手。でも関係が深まると最強

はじめて会ったときは緊張して口数も少ない。
でも2回、3回と訪問を重ねると、相手の名前・子どもの年齢・ペットの話まで自然に引き出す。
「人に寄り添う力」は、最初の印象ではわからないことが多い。
育つまでに時間がかかるタイプだからこそ、“時間をかけて見守る”覚悟が必要です。

「自分なんて…」が口グセ。でも変化の瞬間は必ずある

「すみません」「自分なんて…」とよく口にするタイプ。
一見、自信がなくて頼りないように見えますが、
ひとつ小さな成功体験を得ると、見違えるほどの変化を見せる人もいます。
男性のように“自信先行型”ではなく、“結果が出てようやく自信が芽生える”のが女性営業の特徴。
待つこと、信じることが求められます。


「営業に向いてない女性」の3つの共通パターン

過剰な“気づかい”が判断を鈍らせている

「今ご提案してもご迷惑では?」「押しすぎたかも…」
こうした“気づかいのしすぎ”で、自らの営業の手を止めてしまう女性は少なくありません。
これは「断られたくない」のではなく、「嫌われたくない」という心理。
相手のことを考えられる力でもあり、裏を返せば伝え方を学べば一気に開花する素質です。

“傷つきたくない”が先行して、動きが鈍る

「訪問して断られたら…」「冷たくされたら…」
傷つくことを避けるあまり、フットワークが重くなるタイプもいます。
こうした女性には、「断られる=自分を否定されることではない」という体験の積み重ねが必要です。
ただし、ここで叱責は逆効果。「一緒に振り返る」対話がカギです。

ロールモデルが身近にいない

「女性営業が売れている姿」を見たことがない。
「できる女性の先輩がいない」
これだけで、「自分は向いてないのかも…」と思い込んでしまう人は多い。
だからこそ、男性上司が“あなたにはあなたのスタイルがある”と示すだけで、劇的に変わることもあるのです。


女性営業を“本気で伸ばしたい”男性に必要な3つの視点

“成果”より“心の変化”を見てあげてほしい

数字に表れない変化に、どれだけ気づけるか。
「今まで怖がってたのに、今日は自分から電話していた」
「初めて“楽しかった”って言ってた」
こうした心の変化は、やがて結果に変わります。
見えない努力に気づいてあげられる人が、本当の“育成者”です。

“助けすぎない”勇気を持つ

「困ってそうだから、代わりに提案してあげた」
「代わりに資料をまとめてあげた」
これ、本人の成長機会を奪っていませんか?
女性営業にとって、“自分で乗り越えた”経験が何よりの自信になります。
「見守る」「背中を押す」「やらせてみる」が育成の三原則です。

女性の“自信”は、共感と経験でしか育たない

「わかるよ、その気持ち」
そのひとことが、時にロジカルなアドバイスよりも効くことがあります。
そして、小さな「できた」の積み重ねでしか、自信は育ちません。
共感+小さな成功体験=営業女子の花が咲く条件です。


最後に:辞めるのは簡単。でも、「もう少し見守る」は、誰にでもできる

「彼女、向いてないのかもしれない」
そんな気持ちがよぎったときこそ、もう一歩深く“見て”みてください。

本当に向いていないのか。
それとも、まだ“向いてないように見えているだけ”なのか。

その違いに気づける上司は、
たったひとりの女性営業の人生を、変えられるかもしれません。

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